こどものための認定こども園・幼稚園・保育園

DESIGN

食に関するスペースに重きを置いた設計【夏見台幼稚園・保育園】

2007年1月竣工の、千葉県船橋市にある“夏見台幼稚園・保育園”。
今回は園舎設計のコンセプトの一部をご紹介します。

「動線」を考えた、無駄な一歩を生まない設計

園の理念である「食育」を促進するために、食に関するスペースに重きを置きました。1日に約300食もの食事をつくる調理スタッフさんにおいては、「動線がすべて」と言っても過言ではありません。そこで、調理や配膳、保管エリアの動線がクロスしないように、シミュレーションを重ねて設計しました。前を向いて作業をしながら、そのまま振り返れば手が届くところに棚があるといった、無駄な一歩を生まない設計を心掛けました。

「食育」を中心に据えた園舎

調理スタッフの方々にヒアリングを行い、「基本的に立ちっぱなしで、前屈みの姿勢が多く、腰痛に悩まされがち」との意見をよく考慮して、調理台の高さを決めてゆきました。「クッキング保育」の部屋には、特注の親子キッチンを設けました。こどもが無理なく、調理や水仕事をできるサイズを考えています。そして園の敷地の一角には、季節ごとの野菜を育てて収穫できる畑も設置。さまざまな視点からの「食育」を中心に据えた園舎となりました。

設計士:山岡 将

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