こどもの生きる基盤となる「食育」にこだわった園舎【夏見台幼稚園・保育園】
夏見台幼稚園・保育園は、2007年に開園しました。園の基本方針である、運動能力の育成と「食育」を重視した環境をつくるべく、思いきり運動できる環境として、広い園庭に大型アスレチックと、小学校並みの設備をそろえた体育館をつくること。「食育」を推進できる環境として、その基盤となる調理室を園舎の中心に配置すること。この2つを軸として園舎づくりが進められました。
書籍のインタビューでは、夏見台幼稚園・保育園の鳥居徹也園主にお話を伺いました。
「食育」を重視して、「調理室」ありきの園舎づくり
鳥居徹也園主『調理室の壁の一部はガラス張りにし、こどもたちの目線で調理スタッフの動きを見られるようになっています。食への興味を育むため、こどもたちと調理スタッフとがスムーズにコミュニケーションできるようにガラス窓を大きくとり、お互いのようすが見えやすいよう工夫しました。くわえて大切なのは、食事との向き合い方です。たとえは、0歳児クラスでは、こどもたちが自発的に食べられるようになることを重視し、食事に集中できるよう、遊びのスペースに背を向けて食事します。』
こどもたちの「主体性」を育む
鳥居徹也園主『成長期まっただ中のこどもにとって、食べたものは、そのままからだをつくることにつながります。自ら食を楽しみ、食べようとする意志や姿勢は、こどもたちの「主体性」を自然と育んでくれます。こどもたちには、自分がなにをしたいか・どうすべきかを、常に自分の頭で考えてほしい。主体的に動くことで、自分らしく生きていけるようになってほしいと願っています。』
学校法人三橋学園
施設名 夏見台幼稚園・保育園
所在地 千葉県船橋市
構造規模 鉄骨造2階建て
延床面積 2539.85㎡(園舎)/606.00㎡
竣工年月 2007年1月