• こども建築

こどもたちが外で遊びたくなる工夫【認定こども園 都賀幼稚園】

2016年3月竣工の、栃木県栃木市にある“認定こども園 都賀幼稚園”。今回は園舎設計のコンセプトの一部をご紹介します。

「外で遊びたい」気持ちをくすぐるつくり

園舎は、空から見た際に都賀幼稚園のロゴマークの形になるよう意識して設計しました。玄関に入ると、エントランスは円柱型のホールになっています。また、ほとんどの保育室は園庭を囲むように配置しています。こどもたちが楽しめる園庭づくりにも配慮したので、室内にいながらも、こどもたちは園庭をすぐそこに感じることができる。「外で遊びたい!」気持ちをくすぐるつくりになりました。

こどもたちが楽しめるさまざまな遊具

園庭は『庭育(大地の教室)』がコンセプトであり、総合大型遊具や鉄棒のある「幼児エリア」と、ドーナツデッキやトランポリンがある「乳児エリア」に大きく分けましたが、四季折々の変化を感じられるプレイビオトープがある「自然遊び」のエリアは共有であり、昔懐かしいガチャポンプもあります。ちょっとおもしろいのが、幼児エリアのサーキットコース。凹凸のあるコースを、こどもたちは三輪車や四輪車で縦横無尽に走り回っています。乗り物専用のスペースを設けることで、ほかの園児との無用な接触事故を防ぐ仕掛けをつくりました。
設計士:渡邉 賢二

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