• こども建築

安全性を高めた回遊性のある空間をもつどろんこ保育園

どろんこ保育園は「こどもとその家族が、精神的、身体的、経済的、社会的、文化的に自立するよう支援する」ことを運営理念に、朝7時から夜2時までの19時間開園しています。書籍では、どろんこ保育園の天久薫理事長にお話を伺いました。

2018年発刊 『こどももおとなもうれしい園舎

安全性の高い園づくり

天久薫理事長『園舎を新築する際に、一番こだわったのは安全性です。こどもたちの手が届く窓を開けられないようにするのはもちろんのこと、テラスの柵は、法廷の基準よりも高い150cmにしたり、避難用の滑り台も高い部分はアーチ型の柵で囲ったり、さまざまに配慮しました。』

限られた敷地でも、こどもたちにどろんこになって遊んでほしい

天久薫理事長『限られた敷地を最大限に活用するため、屋上にも園庭をつくりました。園の名前にもありますが、「こどもはどろんこになって遊ぶべき」と考えていますので、屋上に本物の土を30cmほど敷き詰めて、芝を植えました。1、2歳児は1階に保育室があるので、主に1階の園庭を使い、3、4、5歳児は、3階のホールや屋上の園庭を使うイメージで間取りを考えました。各保育室をつなぐ広い廊下やテラス、外階段は、回遊性を考えてつくられており、こどもたちの格好の遊び場になっています。』

社会福祉法人四季の会
施設名 どろんこ保育園
  所在地 福岡県福岡市
 構造規模 RC耐力壁付ラーメン構造4階建て
 延床面積 1337.43㎡
 竣工年月 2015年3月
建築・内装設計 SAKO建築設計工社

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