• こども建築

陽だまりのような「光」が差し込む韮川こども園

韮川こども園は、お寺の本堂と境内を利用して1952年から群馬県太田市で保育をされています。周辺の自然豊かな環境に溶け込むよう、2階建て鉄骨造だった園舎を木造平屋建ての園舎に建て替えることに決めました。書籍のインタビューでは、認定こども園韮川こども園の岡本佳子園長にお話を伺いました。

2018年発刊 『こどももおとなもうれしい園舎

「和×モダン」な雰囲気の園舎づくり

岡本佳子園長『園舎づくりで一番こだわったのは、単なる和風建築ではなく、シンプルで「和×モダン」な雰囲気にすること。屋根は黒ですが、壁は屋根とのコントラストを意識し、淡い色にしました。この園舎の良さは、見た目だけではありません。機能性も高く、和風建築らしい長い庇は、日差しを遮り室内に影を作ってくれるので、「風の通り道」を考えて設えられた大きな窓から、心地よい風が吹き抜けていきます。』

「外」をすぐそばに感じられる、「光」差し込む保育室

岡本佳子園長『0歳児、1歳児のクラスの保育室を、南側の日当たりのいい場所に作ることにもこだわりました。こどもたちは、園庭やテラスで遊ばせたり、お散歩に連れて行ったりなど、できるだけ屋外で過ごさせるように努めていますが、ハイハイやよちよち歩きのこどもたちは、どうしても室内で過ごす時間が長くなりがち。そこで、園庭側の全面をガラスにして、「陽だまり」のような空間を設けたのです。

社会福祉法人見性会
施設名 幼保連携型認定こども園 韮川こども園
  所在地 群馬県太田市
 構造規模 木造平屋建て
 延床面積 1035.75㎡
 竣工年月 2017年3月

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