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【2分で読めるコラム】視覚を刺激する工夫2

この記事は【コラム】視覚を刺激する工夫 を再編集し、短くまとめたものです。

人が情報を取り入れる際、聴覚、嗅覚、味覚など他の感覚と比べると、視覚から取り入れる情報が圧倒的に多いと言われていますが、人は、見えているもの(視界にはいるもの)すべてに常に注意を向けているわけではありません。
それでも、前記の通り視覚に訴えることは、他のどの感覚に訴えるより有効であり、記憶にも残りやすいため、子どもたちに見てほしい、興味を持って見てもらいたいという意図を実現する工夫を行った事例として、兵庫県揖保郡にある幼保連携型認定こども園「安養保育園」をご紹介します。

壁面いっぱいの本棚
絵本は、一部のみを絵で示すことで想像力を豊かにし、言葉や音へ興味を持つきっかけになったり、子どもたちの文字への興味を促したりするのに有効と言われています。近年のスマートフォンやタブレットの普及によって、本を読む子どもが減少する時代に、安養保育園では子どもたちの日々の生活に寄り添うように絵本を置くべく、園舎の大きな壁一面に本棚を配置しました。

玄関に入ってすぐの開放感あふれる明るい大空間ホワイエ(エントランスホール)に、絵本を面陳(背表紙ではなく表紙を並べる)で置けるように配置した本棚です。この壁面前の階段から廊下を毎日行ったり来たりするように、子どもたちの導線を計画しました。ふと、知らない本に自然と手を伸ばすように考えられた「仕掛け」です。
さらに、ホワイエの天井には、壁面いっぱいの本棚を照らす天窓を設置しました。白い壁面と天井が外光を跳ね返して、明るい空間を演出しています。ホワイエに続く暗くなりがちな中廊下は、切妻屋根の中心に据えトップライトを設けることにより、明るい空間を実現しました。幅の広い開放的な廊下に、太陽の光が惜しみなく差し込み、空間に広がりをもたせています。

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